製品情報Product Information

私たちの想いを紡ぐ
~ 派手さはいらない。
日常の景色を、手元から変えてゆく ~

グリースで過酷な現場を見つめてきた私たちが、
仕事をするすべての人の「手」に向き合って作ったハンドクリーム、サラヴェール。

現場の要求とデスクワークの繊細さ、両方に応えるための配合と使い心地を丁寧に詰め込みました。
開発責任者・土岐を中心に、チームの想い、開発に至った背景についてご紹介します。

プロローグ:出発点
— 現場で見た“いつもの風景”が教えてくれたこと

Q1: なぜグリースメーカーがハンドクリームを作ることになったのでしょうか?

● 土岐(開発責任者)
営業時代、私は鉄鋼や建機など厳しい環境の現場を多く訪れていました。

そこで見かけたのは、手荒れを抱えながらも「仕事だから」と受け止め、日々の作業を続ける人たちの姿です。 当時の私はそれを特別とは思わず、現場の慣習の一つだと受け止めていました。

しかし、年月を重ね、ふと立ち止まったときにその光景が改めて心に残っていることに気づきました。

当社では、若手を含め誰もが自由に意見を出せる文化が根付いています。
そうした議論の中で、「既成概念にとらわれない発想で社員やお客様に喜ばれるものをつくろう」という機運が高まりました。

私たちが長年扱ってきたグリースの原料評価や配合設計は、触感や皮膜づくりの技術と深く結びついています。 この技術を手肌を守るハンドクリームの設計に応用できるのではないかと考え、開発に踏み出しました。

グリースで培ったノウハウは、べたつきを抑えながら手肌を保護する使用感の設計に役立っています。
私たちはその技術を、現場で働く人の「手」に役立てたいと考えています。

● 開発メンバーA(女性)
切削会社の担当者に「手荒れが理由で、やむを得ず職場を離れる人がいる」と聞いたとき、その言葉が強く心に残りました。数字には表れにくい切実な声が、ハンドクリームの開発を後押ししました。

● 開発メンバーB(女性)
もともと化粧品が好きだったので、「触感」で勝負するという発想が面白かったです。
単なる保湿ではなく、仕事や作業の邪魔にならない使用感を徹底的に突き詰めたいと思いました。

「使いたくなる」理由
――仕事中でも気にならない触感と設計思想

Q2: サラヴェールを一言で表すと?

● 土岐(開発責任者)
仕事の邪魔をしないハンドクリーム」です。

目指したのは、

☑ 少量(小豆大)を薄くのばすだけでさらさらの触感が得られ、効果は平均3〜4時間の持続が期待できること
☑ 仕事前の一塗りですぐ仕事に取りかかれること
☑ スマホや書類に跡がつきにくい

──この“職場や現場ですぐ使えること”を最優先に設計しました。

実際に試作段階からオフィスや工場など実際の現場でハンドクリームを試していただき、
作業の合間の使い心地やすべり感、べたつきの有無など現場ならではの評価を収集しました。

その結果、現場から高い評価を得て、設計思想が実務で有効に機能していることが確認できました。

● 開発メンバーA(女性)
べたつかないことは“続けられる”ことにつながります。
一般的なハンドクリームは保湿力重視で粘度や油膜感が強く、結果的に使うのをやめてしまう人もいると思います。 そこを逆手に取って、あえて軽やかな付け心地を追求しました。

● 開発メンバーB(女性)
触感の微差が使い勝手を左右するため、パウダーやオイルの配合にこだわりました。
一塗りで仕事に戻れるかが大事です。

無香料・低刺激・さらさら感を選んだ理由
――職場で使えることが最優先

Q3: 無香料にしたのには、理由があるようですね。

● 開発メンバーB(女性)
品質管理や食品、精密機器の現場など、香りがあると使えない環境が実は多いんです。
香りが強いと作業の集中を妨げたり、製品検査に影響が出ることもあります。
無香料にすることで、導入のハードルを大幅に下げました。

さらに、香りによる好き嫌いで使用頻度が左右されるのを避けたかった。
無香料は「誰でも使える」ことの担保になりますし、敏感肌の方でも比較的安心して試せる点も重要でした。

● 土岐(開発責任者)
企業導入を念頭に置いている以上、香りの有無は意外と大きな判断材料です。
香りで目立つよりも、職場で当たり前に使われることを優先するという設計思想がここにあります。

Q4: さらさら感にも、相当なこだわりがあったとか。

● 土岐(開発責任者)
粉体の粒径、油性・水性のバランス、配合比の微差で触感が劇的に変わるため、試作と評価を何度も繰り返しました。 小さな調整が“塗った後でも、すぐに仕事に戻れる感”を生むので、根気強く潰しました。

試作は現場を想定して検証しました。

工具を握る、手袋を外す、頻繁に手を洗うような条件下での実使用評価を重ね、
現場で受け入れられるバランスを追求
しました。

原料メーカーとも徹底的に議論し、データと“手で触って確かめる”評価を行き来しました。
狙い通りの感触が出た瞬間が一番うれしかったです。

● 開発メンバーB(女性)
私が個人的に一番こだわった点ですね(笑)。

テクスチャや使い心地の違いにこだわり、何度も試してはフィードバックを行いました。
若手の意見まで取り入れていただき、本当にありがたく思っています。

目指す未来
――サラヴェールが作る職場の風景

Q5: サラヴェールが広まった結果、どんな社会になってほしいですか?

● 土岐(開発責任者)
職場の共有スペースなどに当たり前に置かれ、
手荒れ対策が個人任せでなく、職場の標準的な健康施策になる社会
です。

アルコール消毒のように、予防のためのツールが日常に溶け込めば、
社員の快適さや満足度が高まることが期待できます。

結果として、 離職率の低下にもつながる可能性があります。

● 開発メンバーA(女性)
「ちょっと塗る」文化が根付いて、手荒れで困る人が減ると嬉しいです。
職場で共有することで自然とケアが広がり、個人の負担も軽くなります。

● 開発メンバーB(女性)
手元の安心が増えることで、働く人のQOL(生活の質)が上がり、結果として職場の活力にもつながる。
そんな好循環が生まれるといいですね。